「下手」「エラー」は伝染する

球漫ラストイニング6巻で、

「下手はうつる!」

と書かれています。

 

 

サッカーの試合で、

連続でPKを外すシーンや、

 

野球の試合で、

連続でエラーしてしまうシーンを見ることがあります。

 

 

また、バカがうつるというのも有名な話です。

 

 

なぜこのようなことが起こるのかというと、

人はイメージにかなり影響されるからです。

 

 

例えば、陸上の100mでは、

数十年間も10秒を記録する選手が現れなかったのに、

1968年にジム・ハインズ選手が9,95秒を記録してから

何十人も10秒を切る選手が現れました。

 

 

昔は「10秒の壁」と呼ばれ、

その意味の通り、

「人類は100mを10秒を切ることができない」

と皆思っていました。

 

 

ですが今となっては、

ウサイン・ボルト選手が9,58秒まで記録し、

10秒を切る選手も多くなってきました。

 

 

また、日本人は「10秒を切れないんじゃないか」

とよくメディアが流していましたが、

 

桐生祥秀選手が

2015年9,87秒(追い風+3,3m/sで参考記録

2017年9,98秒を記録しました。

 

 

 

要は、

人はできるとイメージすればできるし、

できないとイメージすればできないのです。

 

 

下手がうつるのも、

他人のエラーがうつるのも、

それ見て自分でイメージをしてしまうからです。

 

 

面白いことに

これは悪いイメージだけがうつるのではなく、

良いイメージもうつります。

 

 

だから、プロ選手のプレーを見たり、

好プレー集を見たりすることで、

自分にもそのイメージがわき、

そのプレーができるようになります。

 

 

つまり、

誰でも簡単に上手くなるには、

YouTubeなどで上手いプレーを見ればいいのです。

 

 

あなたも今日から試してみてください。

なぜ真面目で努力家な人ほどイップスになりやすいのか?

実際私は、高2の春にイップスになって、

約1年間ずっとイップスに悩まされました。

 

 

ピッチャーをやっていたのですが、

怪我明けでの試合から、

投球動作がスムーズにいかず力がボールに伝わらなくなったのです。

 

 

そして、力を抜こうと意識しすぎるあまり、

投球動作中にボールを落としてしまうくらい、

力のコントロールが難しくなって、

投げ方がまったくわからないという状態になりました。

 

 

プロ野球選手でも、

・藤浪選手

イチロー選手

・内川選手

松井稼頭央選手

・荒木選手

など多くの選手がイップスになってます。

 

 

イップスになる人の特徴として、

・真面目

・努力家

・想像力がある

・ストイック

・意識が高い

 

このような人はイップスになりやすいです。

 

 

一つは、

フォームについて深く考えてしまうことがあります。

 

 

肘の高さ、グローブの使い方、

踏み出す位置、腕の振り方、膝の曲がり方、

など、すべてをパーフェクトにしようと考えてしまいます。

 

 

そして考えすぎた結果、

リラックスすべき末端が力んでしまい、

本来のボールが投げれなくなるのです。

 

 

自分の本来の投げ方がわからなくなったら、

まずフォームを直そうとするのではなく、

以前の感覚で投げれるポイントを見付けてください。

 

 

多くの場合、サイドスローや遠投などでは、

以前の感覚で投げれることがあります。

 

 

サイドスローや遠投などで、

以前の感覚がつかめないのでしたら、

ふつうの投球はしない方が良いです。

 

 

基本的に、イップスの状態で投げ続けても、

どんどん悪化していきます。

 

 

もしそれでも投球をしないといけないときは、

以前の感覚を思い出しながら、

リラックスして半分いい加減な気持ちで投げてください。

 

 

コントロールしようとか考えずに、

遊びのような感じで投げてください。

 

 

この「適当さ」が本当に大事です。

 

 

「ユルー」と振りかぶって、

「ピュッ」と投げる、

長嶋監督みたいですが、

この「適当さ」が意外と良いものです。

 

 

「適当さ」

この気持ちでシャドーピッチングやイメトレをしてみてください。